PhotoshopのAIで背景を広げる「生成拡張」と「生成塗りつぶし」

アイキャッチ_Photoshopの生成拡張と生成ぬりつぶし
目次

AIで背景を広げる

PhotoshopのAIを使って背景を広げます。

前は保護しながら引き伸ばしたね!

前回は、元々ある背景部分を自然に引き伸ばすという方法でした。
今回は、広げた領域分に新しい背景を追加します。

追加する部分をAIが作ってくれるんだね!

切り抜きツールで生成拡張

縦長の画像の両端を広げ、AIで補完します。

背景を生成拡張した画像

任意の画像を開き、切り抜きツールをクリックすると画像の周囲にハンドルが表示されます。

切り抜きツールをクリックした状態

ハンドルをドラッグして画像サイズを調整します。

切り抜きツールでハンドルをドラッグ

オプションバーの塗りを「生成拡張」にし、≪ Enter ≫キーを押すと自動生成が始まります。
※既に生成拡張になっている場合はハンドルで広げた直後に≪ Enter ≫キーを押すだけです。

オプションバーの塗りを生成拡張にする

または、コンテキストタスクバーの「生成拡張」をクリックし、続けて「生成」をクリックします。
※プロンプト(左のボックス)は何も入力しません。

コンテキストタスクバーの生成拡張

しばらくするとAIで生成した3パターンの内の1つが表示されます。

生成拡張の結果

コンテキストタスクバーの矢印をクリックすると他のパターンを見ることができます。

コンテキストタスクバーの矢印
生成された他のパターン

複雑な画像は思うようにいかないことも多いです。
気に入った生成ができたら他のツールも使いながら続けて編集します。

※同じ画像でもやり直すたびに違うものが生成されるので気に入った時は保存しましょう。

使用したフリー素材はこちらです。

AIで欠けた部分を補完する

こちらの女性は頭が切れてます。

頭の部分が欠けた女性の画像

上記と同様に切り抜きツールで上にドラッグします。

切り抜きツールで上にドラッグ

オプションバーの塗りを「生成拡張」にし、≪ Enter ≫キーを押すと自動生成が始まります。
※既に生成拡張になっている場合はハンドルで広げた直後に≪ Enter ≫キーを押すだけです。

オプションバーの塗りを生成拡張にする

または、コンテキストタスクバーの「生成拡張」をクリックし、続けて「生成」をクリックします。
※プロンプト(左のボックス)は何も入力しません。

コンテキストタスクバーの生成拡張

しばらくするとAIで生成した3パターンの内の1つが表示されるので気に入ったものを選びます。

頭の切れた部分を生成拡張で補完

ぼかし具合も自然だー

続けて生成塗りつぶしをしてみます。

使用したフリー素材はこちらです。

生成塗りつぶし(画像生成)

生成拡張した画像に「生成塗りつぶし」を使ってみます。

生成塗りつぶしで花の冠と花の服を追加

まずは頭の部分に花の冠を付けたいと思います。

先に範囲選択しますが、生成は範囲内で行うため場合によっては大きめにしたほうがうまくいきます。
ここではなげなわツールでざっくり大きめに範囲選択しました。

選択ツールは何でもOK

冠を付けたい範囲をなげなわツールで選択

コンテキストタスクバーの「生成ぬりつぶし」をクリックし、続けて「花の冠」などプロンプトを入力後「生成」をクリックします。

プロンプトはAIに指示する文章だよ!

生成塗りつぶしでプロンプト入力

しばらくするとAIで生成した3パターンの内の1つが表示されます。

生成塗りつぶしで花の冠をつけた

コンテキストタスクバーの矢印をクリックすると他のパターンを見ることができます。

他の生成パターンを見る矢印
生成塗りつぶしをした他のパターン

服も変えてみたいと思います。
なげなわツールでざっくり選択しました。

なげなわツールで服を選択

上記と同様にコンテキストタスクバーの「生成ぬりつぶし」をクリックし、続けて「花と葉の服」などプロンプトを入力後「生成」をクリックします。

生成塗りつぶしで服を替えた画像

やはり、気になる部分はでてきます。
生成後に他のツールで編集すると尚自然な感じに仕上がります。

AIを使うと範囲選択の仕方でまったく印象の違うものが生成されます。
同じ範囲でも、戻してやり直すと都度違うものが生成されます。
また、プロンプトの入れ方でもまったく違うものが生成されます。
気に入ったものは忘れず保存しましょう。

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