名前の定義
セル範囲に名前を定義することができます。

セルに名前をつけてどうするの?
名前のある範囲は、素早く呼び出し表示することができます。
また、数式では絶対参照として利用することができます。
任意の名前をつける
1.名前をつけたいセル範囲を選択します。セル1つでも問題ありません。
(ここでは【A3:D7】を選択しました。)
2.名前ボックスにつけたい名前を入力します。
※≪Enter≫を押してカーソルが中にない状態にします。





これだけ!?はやっ!
参考:[数式]タブ-定義された名前グループ「名前の定義」からもできます。


見出しの名前を自動でつける
表の見出し名【3列目】をそのまま「名前の定義」に利用したい場合です。


3列目の見出しを含めた【A3:D7】を範囲選択します。


[数式]タブ-定義された名前グループ「選択範囲から作成」をクリックします。


見出しがある上端行にチェックを入れ「OK」をクリックします。


設定する際は見出しを含めて範囲選択しますが、名前の定義された範囲は見出しを除く列の範囲になります。
例えば、名前「商品」が定義された範囲は【A4:A7】です。
セル範囲の簡単呼び出し
定義された名前を使ってセル範囲を呼び出します。
名前ボックスの下向き矢印をクリックします。
定義された名前の一覧が表示されるので任意の名前をクリックします。


「価格」をクリックしてみます。
名前ボックスが「価格」となり【B4:B7】が選択された状態で表示されます。





他のシートにていも一瞬で表示されるから便利だね!
数式で絶対参照利用
通常、C列の割引率は絶対参照を使う必要があります。
【C4】 =B4*$B$1


しかし「名前の定義」を使うと絶対参照として式で利用できるので便利です。
絶対参照について詳しくは以下の記事をご覧ください。


先に、【B1】のセルを「割引率」という名前で定義しておきます。
【C4】の数式は通常通りにクリックして入力します。
(B1をクリックすると自動で「割引率」と表示されます。)
下のセルはオートフィルなどでコピーすれば完成です。





絶対参照考えずに済むとなんか得した気分
数式の入力途中に[数式]タブ-「数式で使用」をクリックすると使用できる名前一覧が表示されるので、そこからクリックして入力することもできます。


オートフィルについて詳しくは以下の記事をご覧ください。


アイキャッチで使用したフリー素材はこちらです。


