ゴールシークで逆算!目標に達する最適な数値を割り出す【Excel】

目次

ゴールシーク

ゴールシークは、目標の値に達するための元となる数値を割り出す逆算機能です。

例を見てみます。

合計【D4】が10,000になるようにしたい。商品Bの個数【C3】はいくつにすればよいか。

【D2:D3】には単価×個数の計算式が、
【D4】には合計を求める関数 =SUM(D2:D3) が入力されています。

逆算で求めたい表

ゴールシークを行うには、あらかじめ計算式を入力しておく必要があります。

[データ]タブ-予測グループの[What-If分析]ボタンから「ゴールシーク」を選択します。
※予測グループがなく、データツールグループになっているバージョンもあります。

ゴールシークボタン

ゴールシークダイアログボックスが表示されます。

ゴールシークダイアログボックス
数式入力セル:目標値が入るセルを指定 ※数式が入力されていること
目標値:上で指定したセルの目標とする数値(数式の結果)※直接入力、セル参照不可
変化させるセル:逆算して求めたいセルを指定

ゴールシークダイアログボックス解説

今回の例を見てみます。
合計【D4】10,000にするには商品Bの個数【C3】をいくつにすればよいか知りたいので、
数式入力セルにカーソルを置き、合計【D4】をクリックします。(絶対参照になります)
目標値に10000と直接入力します。
変化させるセルにカーソルを置き、商品Bの個数【C3】をクリックします。(絶対参照になります)

「どこ」を「いくつ」にするには「どこ」を…だね

ゴールシークダイアログボックスに入れるデータ

3つのボックスを入力後「OK」をクリックすると結果が表示されます。

ゴールシークの解答が見つかったダイアログボックス

結果を反映させる場合は「OK」を、表示させたくない場合は「キャンセル」をクリックします。

ゴールシークの結果が表示された表

合計を10,000にするには、商品Bを14個にすればよいことが分かりました。

絶対参照については以下の記事をご覧ください。

目標のBMIになるための体重を逆算

目標BMI【A2】と身長【B2】を入力して、ゴールシーク機能を使うと体重【D2】が逆算される表を作ります。

BMIを求める表

BMIを求める計算式は、体重kg÷(身長m)2です。
身長は単位をmにするために100で割ります。

A2に入れる計算式は、
=D2/(B2/100)^2
※べき乗はキーボード「へ・~」の位置を半角英数で押します。また、乗算や除算よりも優先されるためカッコは1セットだけで問題ありません。

続けて、身長を入力します。ここでは仮に170としました。

BMI計算式と身長を入力した表

[データ]タブ-予測グループの[What-If分析]ボタンから「ゴールシーク」を選択します。
※予測グループがなく、データツールグループになっているバージョンもあります。

ゴールシークボタン

ゴールシークダイアログボックスが表示されます。
目標BMI【A2】を目標の数字(仮に22)にするには体重【D2】がどれくらいになればよいか知りたいので、
数式入力セルにカーソルを置き、目標BMI【A2】をクリックします。
目標値に目標のBMIを直接入力します。(ここでは22)
変化させるセルにカーソルを置き、体重【D2】をクリックします。

ゴールシークダイアログボックスへ入力

3つのボックスを入力後「OK」をクリックすると結果が表示されます。

ゴールシークの解答が表示されたダイアログボックス

更に「OK」をクリックすると表が完成します。

ゴールシークで体重が表示された

身長170cmの人がBMIを22にしたい場合は、体重を「63.58kg」にする必要があることが分かりました。

逆算が難しい計算式の時に使えそうだね!

BMIをマクロで出す方法について詳しくは以下の記事をご覧ください。

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