CHOOSECOLS関数で任意の列を複数抽出!CHOOSEROWSも【Excel】

タイトル_CHOOSECOLS関数とCHOOSEROWS関数
目次

必要な列を抽出

表の一部の列(B,C,F)を抽出し、新しい表を作ります。

元の表

下図はCHOOSECOLS関数で抽出した結果です。

CHOOSECOLS関数で抽出した表

列(行)を抽出するには、コピー貼り付けやフィルター、不要な列を非表示にするなど方法は様々です。
ここでは関数を使って一気に抽出した表を作るやり方を解説します。

関数ひとつで一気に作れるのはすごい!

CHOOSECOLS関数(列を抽出)


CHOOSECOLS関数は、セル範囲から指定した列を返します。
任意の順番で複数抽出できます。

列は縦方向のまとまりだよ!

=CHOOSECOLS(配列,列番号1,列番号2,…) Microsoft365,Excel2024~
配列:抽出したい列を含むセル範囲
列番号1:配列の中から最初(一番左)の列として抽出したい列番号を指定
列番号2:配列の中から2番目の列として抽出したい列番号を指定
※列番号は左から1,2,3…右から数える場合は右から-1,-2,-3…で指定

CHOOSECOLS関数構文を図解

例:【J1】に【A1:G5】2列目、3列目、後ろから2列目を抽出した表を作ります。
J1: =CHOOSECOLS(A1:G5,2,3,-2)

CHOOSECOLS関数で抽出する元となる表

【J1】を起点にして指定した列順に表ができました。
※セルの色や罫線、列幅など書式は解除されます。

CHOOSECOLS関数で列を抽出した結果

CHOOSEROWS関数(行を抽出)

CHOOSEROWS関数は、セル範囲から指定した行を返します。
任意の順番で複数抽出できます。

行は横方向のまとまりだよ!

=CHOOSEROWS(配列,行番号1,行番号2,…) Microsoft365,Excel2024~
配列:抽出したい行を含むセル範囲
行番号1:配列の中から最初(一番上)の行として抽出したい行番号を指定
行番号2:配列の中から2番目の行として抽出したい行番号を指定
※行番号は上から1,2,3…下から数える場合は下から-1,-2,-3…で指定

CHOOSEROWS関数構文を図解

例:【A7】に【A1:G5】1列目、3列目、後ろから1列目を抽出した表を作ります。
A7: =CHOOSEROWS(A1:G5,1,3,-1)

CHOOSEROWS関数で抽出する元となる表

【A7】を起点にして指定した行順に表ができました。
※セルの色や罫線、行の高さなど書式は解除されます。

CHOOSEROWS関数で列を抽出した結果

編集できる表に変換

CHOOSECOLS関数やCHOOSEROWS関数で作られた表はリンク表示されています。
元のデータが変更されると自動で更新されます。

新しいデータの入力ができないよ?

関数でできた表の書式設定はできますが、データを編集することはできません。

別の表としてデータの編集をしたい場合は、一旦コピーして値のみの貼り付けをします。
これでリンクが解除され自由に編集できるようになります。

値のみ貼り付け

上記のCHOOSECOLS関数でできた表を例に解説します。

【J1:L5】を範囲選択します。

CHOOSECOLS関数でできた表を範囲選択

≪ Ctrl + C ≫でコピーします。
次に【J1】で右クリックし、貼り付けのオプションから「」をクリックします。

貼り付けオプションの値ボタン

これでリンクと関数は解除され、表示されていた値のみが貼り付けられました。

値のみを貼り付けた表

これでデータ編集も可能になるね!

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